人生が青森県。
 
 
 
■ 薄い頭痛がして、雨が近い。
 もしかして二日酔いなのかも知れない。
 のろのろ酒の瓶を片付ける。
 誰もやってくれないからだ。
 棚の脇の小さな額に絵葉書が入っていて、モノクロの「キングコング」があんぐりと口を開けていた。